ステキなUX、損するUX

空き状況を調べるのに電話?

レストランや居酒屋の予約をするのに、「その日は満席です」と言われ、いくつものお店に電話したことはないだろうか?金曜や年末なんかは特に、お店の予約を取るのはかなり大変だ。予定がかなり早めに分かっていて早めにどこか予約が取れればいいけど、いつもそうとは限らない。2~3日前に急にお店を探す必要があるときだってある。そんなとき、どこに電話してもも「いっぱいです」と言われることもある。時間を使うし、「あ~あ、またダメか。他探さないと」と気分がへこむ瞬間だ。

がんばって電話したら満席と言われ・・・

お店を探す人なら今やみんなインターネットを利用して調べている。ランキングや評価を見たり、口コミや写真を見てみたり。ここがいいかなと思ったら予約のためにはほとんどの場合電話しなきゃいけない。ネットで予約できるお店もあるが、それはごくほんの一部だけで、例え予約ができたとしても直近の予約はできないことも多い。いずれにせよ大抵の場合、こちらから電話して空いているかを聞いて予約しなくてはいけないのだ。

友人や仕事仲間、家族と連絡をするのに、LineやFacebook、メールしかほとんど使っていない私のような人間にとって電話するというのは結構ハードルが高い。どんな相手か分からない人と話すのは苦手なのだ。「まだ営業時間じゃないし」「この時間はお店混んでるしな」などと自分に言い訳を言って電話をするのを後回しにしてしまう。

ようやく重い腰?スマホ?をあげて電話してみると、「満席です」「19時までなら空いてるんですが」などと返され「せっかく電話したのに」と思いながらまた別のお店を探さなければならない。

満席なら満席と書いておいて欲しい

刻々と予約状況は変わるので、席に空きがあるかないかリアルタイムに伝えることは難しいというお店もあるだろう。でもとっくの前に満席と分かっている場合ならサイトに「その日は満席です」と書いておいてくれもいいんではないか。そうしたらわざわざ電話しなくてもいいし、次のお店をすぐに探しにいけるのに。

行ったことがないお店なら、どれくらい前に予約しなきゃいけないか全く分からない。仮に2週間先まで予約で埋まってると書いていてくれたなら、それより前に連絡しなきゃいけないんだなと分かって次に予約するときの参考にもなる。

飲食店に限らず、他のお店も同じ。そして自分のことも

他の業界では、「いっぱいです」と書いてあるものもある。例えばホテル。満室の場合、サイト上で分かるのでわざわざ電話して確認することはない(ホテルの場合、予約もサイト上でできるのようになっているので電話する必要はないのだが)。他にも美容院などでも今は空き状況が分かり、そのまま予約できるようになっている。

これは自分についても同じことが言えるんですね。blithe spaceというサイトに自分のプロフィールやサービスは載せているけど、お仕事を今受けることができるか書いてない。空き状況が分からない。これはよくない、わざわざ空き状況をしるために聞かなきゃいけないことになっている。

ということで、トップページにスケジュール(空き状況)を載せることにしました。
「この人今空いてるかな?」と思ってくれた人はぜひチェックしてみてください。
スケジュール(空き状況)へ

中東 優

執筆者

中東 優(UXデザイナー / インフォメーションアーキテクト)

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