ステキなUX、損するUX

ターゲットに合わせたサイトを作ってる?

Webサイトを見ていて、「なんかどこも同じような感じだなぁ」と思うことはない?

会社が違えばやっていることは違う、お店が違えば提供しているものもお客さんも違う、なのにサイトはほとんど同じ。違うのは商品や色だけ。これってサイトとしてどうなんでしょう?

伝えたいことは他のサイト(会社やお店)と同じ?そんなことはないでしょう。うちの方がいいよと、うちの方がうまいよと言いたいんでしょ。それならそうしないと。

「ユーザーにとって使いやすいサイトにすること」、Webサイトを制作、運用する上ではこのことをを心掛けていることでしょう。どんなユーザーがサイトに来るかを考えて、そのユーザーにとって必要な情報を適切に提供するということです。でも、そのユーザーって他のサイトと全く同じ?ターゲットとしているユーザーは他と同じ?全く同じならサイトも同じようになるのかもしれないけど、違っているならサイトも当然違ってくるべきです。

例えばECサイトの場合、初めてでいろいろ商品を見てみたい人、初めてなんだけど他で見たり調べたりしていて欲しいものが決まっている人、以前買ったことがあって前と同じものが欲しい人などが来ます。これらの人たちはそれぞれサイトの中でどうしたいかが違います。ターゲットはどの人たちですか?ターゲットが違えば、コピーも違うし、サイトの構造やナビゲーション、ページの構成など様々変わってきます。トップページ1つ取ってみても、

初めてでいろいろ見て回りたい人向けのトップページ
初めてでいろいろ見て回りたい人向け
初めてなんだけど他で見たり調べたりしていて欲しいものが決まっている人向けのトップページ
初めてなんだけど他で見たり調べたりしていて欲しいものが決まっている人向け
初めてなんだけど他で見たり調べたりしていて欲しいものが決まっている人向け

こんな感じで変えることができる。ユーザーが求めているものも違うし、商品や会社のことをどう伝えるかということもターゲットが違えば変わってくるでしょう。サイトのことを知らない人なら、そもそもこのサイトでどんなものが買える、どんなことができるということをまずは伝えないといけないでしょうし、何度も来てくれている人に対してはその人へのオススメを伝えた方がいいかもしれません。

みんなにとって使いやすいサイトは誰にとってもそんなに使いやすくないサイトになってしまいます。ターゲットにとって使いやすいサイト、これを作ることが大事なのです。

中東 優

執筆者

中東 優(UXデザイナー / インフォメーションアーキテクト)

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